PyCharm と Mercurial の連携
本日の #TokyoMercurial で少し PyCharm と Mercurial の連携について調べてみました。diff画面がなかなかカッコイイので紹介します。
試したバージョンは、下記です。
ファイル追加 (hg add 相当)
普通にファイル追加すると、リポジトリに追加するかどうか聞かれます。追加すると もちろん hg add されます。
差分 (hg diff)
コミットする前には差分を確認しますが、PyCharm上でリポジトリとの差分を確認ができます。
いくつかコミットしたり新規に追加したりすると下記のような差分表示となります。
青色が変更点で、緑色が追加の箇所。なかなかわかりやすい表示ですね。
新規登録の場合は下記の表示。
ちなみに、TortoiseHg+Winmergeだとこんな感じの差分表示になります。
コミット (hg commit)
基本的にはファイルやディレクトリやプロジェクトを右クリックすると出てくるMercurialのメニューから Commit メニューを選択すればOKです。
コミット時にいろいろ選べるようです。
ファイルの状態 (hg status)
ファイルの色で状態がわかるようです。
青が変更で、緑が追加。diffの表示の色と同じです。
TortoiseHgを使っているのでピンと来ない表示ですが慣れてくると色で状態がわかってくるのかもしれません。
まとめ
今回できなかったこととしては、push/pullや、作業領域の切り替えなどありますが、通常頻繁に使う操作だとdiffを見ることが多いと思います。ファイル追加とdiffはエディタの延長で自然にできる感じがします。
また、PyCharm側でLocalHistoryとして変更履歴がありまして、ここからRevert(変更内容の復旧)ができるので頻繁なコミットをしなくても良いので便利かもしれません。
Python の辞書に含まれる最大値のKeyを求めるクールな実装
下記のような辞書型があり、辞書の値の最大値を持つキーを取得したい。
例えば、下記のような辞書だ。
d = {'a': 1, 'b': 2, 'c': 3}
上記例では、 3 が最大値。よって、 c を得たい。
ここで if文のような条件分岐をつかった実装は クールではないのは容易に想像がつく。
ちなみに、最大値は、組み込み関数の max で取得できる。
>>> max(d.values()) 3
とやると、3 を取得することはできるが、そのキーはどうすれば取得できるだろう。
Python ではどのような実装がクールなのだろうか、とつぶやいたら RT され 一瞬で Reply をいくつかいただけた。
ありがたく、ご紹介させて頂く。
(一応、Python 2.7.5 を想定したのだが、明示しなかったので py3向けの回答もあったのかもしれない)
1. タプルにして最大値を求める実装
>>> max([(v,k) for k,v in d.items()])[1] 'c'
>>> max((v,k) for (k,v) in d.items())[1] 'c'
d.items() でタプルのペアを含むリストが取得できる。
>>> d.items() [('a', 1), ('c', 3), ('b', 2)]
最初の例は、リスト内包表記を用いリストにしそれを渡している。
2番目の例は、引数として複数のタプルを渡している。
いずれの例も、for文で内部のタプルを取り出し v (value)の最大値を求める。
最後の [1] を k を意味している。
max の仕様として、リスト(のようなiteratable)または複数の引数を受け付けるという仕様。Docstring を読む。
max(iterable[, key=func]) -> value
max(a, b, c, ...[, key=func]) -> value
なお、Python 2系なら items の変わりに iteritems を使うと気持ち効率が良いらしい(未確認)
2. max のオプション引数 key を用いる実装 (itemgetter)
>>> from operator import itemgetter >>> max(d.items(), key=itemgetter(1))[0] 'c'
ここで maxの仕様 に目を通すと以下のような記載がある。
オプションの key 引数には list.sort() で使われるのと同じような 1 引数の順序付け関数を指定します。
Python 2.5以降で使える。 key= で関数を渡す。これを用いた実装だ。ここでは itemgetter() を使っている。
operator モジュールで提供されている。
>>> itemgetter(1)(("c",3)) >>> 3
ここでは、上記のように 1番目のタプルの要素を渡す関数となっている。
3. max のオプション引数 key を用いる実装 (lambda)
>>> max(d.items(), key=lambda x:x[1])[0] 'c'
lambdaを用い 配列要素の1番目を返却する無名関数を作成し、オプション引数に渡す実装。
これが一番シンプルな実装な気もする。
謝辞
Thanks to all Pythonistas!
- https://twitter.com/hamukazu/status/390278491947945985
- https://twitter.com/shota243/status/390278716967755777
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WPF MVVM ふりかえり 発表資料
今年度から C#/WPF/MVVM/Prism な開発環境で過ごすことが多くなって来ました。私は実際の開発よりもCIやインストーラなどの役回りなのですが勉強しないといけないと思い、今日の mokusharp(木曜日 社内C#勉強会)で発表した資料になります。
発表資料(前編)
WPFとはなに? XAMLとは?MVVMとはと聞かれたときにいまいちイメージがつかめていなかったので、インターネットで参考になった有益な情報をまとめたガイドのような感じです。あくまで概要でざっと理解するためには役立つかと思います。
後編は?
後編としては、データバインディング、データテンプレート、コマンド、ビヘイビア を理解できる発表資料を行う予定です。
ackより速いagを試してみる
ackより速いらしいagを試してみました。ackはgrepをよりプログラマ向けに便利にしたもので、agはperlで記述されたackよりCで書いている分高速であることがウリとのことです。
インストール
debian GNU/Linux 7.0 wheezy 上で行います。Ubuntuでも同じ手順でインストールできます。
準備
$ sudo aptitude install automake pkg-config libpcre3-dev zlib1g-dev liblzma-dev
ビルド
$ git clone git://github.com/ggreer/the_silver_searcher.git $ cd the_silver_searcher $ ./build.sh $ sudo make install
debian 7 の Sphinx にて Could not import extension となる問題の原因と対策
debian 6 から 7.0 に upgrade したところ、sphinx の make html でエラーが出るようになってしまった。
Extension error
Extension error: Could not import extension sphinxcontrib.plantuml (exception: No module named plantuml) make: *** [html] エラー 1
調べてみると debian の pkg でインストールした場合に発生する現象である。
真の原因は果たしてなんであろうか、気になったので再現用のリポジトリを用意しました。
なお、ここでエラーとなっている extension はリポジトリ内に含めています。
正常時のログとエラーログ
https://gist.github.com/cointoss1973/268cb91ee21a4fb352ca
sys.path の環境変数の違いがなにか影響しているかと思われるが、果たして..
原因と対策
追記 2013/05/10
@cointoss1973 debian 側で入れてる、このパッチの影響だとおもいます。bit.ly/11oMwSC
— Tetsutaro KAWADAさん (@t3rkwd) 2013年5月10日
debian の sphinx パッケージにパッチがあたっており、 sphinxcontrib の名前がぶつかっているようです。 リポジトリ内の sphinxcontrib の名前を変えることで回避できそうですね。さてどんな名前にしようか...
ifconfig コマンドの導入
debian GNU/Linux 7.0 への ifconfig インストール方法のメモ。
インストール方法
$ sudo aptitude install net-tools
実行方法
/sbin なので通常のユーザではPATHが通っていないことに注意。
$ /sbin/ifconfig
インストールパスの確認方法
$ dpkg -L net-tools | grep ifconfig ... ... /sbin/ifconfig