チェンジセットという概念
Subversionを含む最近のバージョン管理システムには、”チェンジセット”という概念があります。
チェンジセット(Changeset)とはなにか
チェンジセット(Changeset) とはなんでしょうか。
日本のWikipediaには無かったので 英語のWikipedia をみてみると
In revision control, a changeset is a way to group a number of modifications that are relevant to each other in one atomic package,
http://en.wikipedia.org/wiki/Changeset
that may be canceled or propagated as needed. This is one synchronization model.
多少意訳を含めると
"リビジョン管理システムにおいて、チェンジセットは一つのアトミックなパッケージ中の密接な関係がある多数の変更をグループ化する方法です。これは一つの同期モデルです。"
といったところでしょうか。
いまいち分かりづらいですが、SVNにおいては、コミットの操作においてその全ての変更(チェンジセット)をリビジョンとしてグループ化し、リビジョン番号を割り当てています。
すなわち、”1つ以上のファイルの変更を、1つの論理的な単位にまとめられたもの”と考えてもよいでしょう。
よくあるケースですが、ある不具合修正や仕様変更に対するソースコードの修正は、複数のファイルの変更を伴うことがほとんどだと思います。
そういった場合、複数のファイルの変更をひとつの変更単位にまとめることで、変更履歴が分かりやすい形となることを意味しています。
Subversionにおける リビジョン番号
リビジョン番号ですがこれは単にひとつずつ更新される数字です。任意のリビジョン番号を指定して、ファイル群(つまりスナップショット)をチェックアウトすることができ、tagをつけたり、branchしたりといったことが可能です。
チェンジセットという概念自体は、SVNに限った話ではないので覚えておいて損はないですね。
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